1306回例会（外部卓話）

恵利有司

皆さま、こんにちは。
先週、能登へ視察を兼ねて旅行に行ってまいりました。
2024年1月1日に発生した能登半島地震から、およそ1年10か月が経過しています。
現地では、復旧が進んでいる場所と、まだ時間を要する場所が混在しており、地域によって状況が大きく異なることを感じました。
ここからは、現地で撮影した写真をご紹介しながら、現在の様子をお伝えします。
① こちらは和倉温泉の中心部ですが、道路の舗装はまだ完了しておらず仮復旧のままです。観光地ではありますが、人の姿がほとんどなく、以前のような活気はまだ戻っていない印象でした。
② 加賀屋は全館取り壊しが決まっており、護岸工事に1〜2年、その後の建設にも1〜2年かかるため、再開までかなり時間がかかりそうです。これだけ長期間の休業になると、正直なところ「どうやって経営を成り立たせているのだろう」と疑問を感じます。
③ 外壁が剥がされ、重機は入っていますが、平日にもかかわらず作業員の姿がほとんど見えません。進捗もゆっくりしているように見え、解体作業にはまだ時間がかかりそうな印象でした。
④ 海沿いの景色ですが、遠くの斜面にはがけ崩れの跡が残っていて、手前では護岸工事が続いています。復旧にはまだしばらく時間がかかると感じました。
⑤ こちらは再開している旅館ですが、写真の通り観光客の姿が少なく、客足の戻りにはもう少し時間がかかりそうです。完全休業もつらいですが、営業できても人が戻らない難しさもあると感じました。
⑥ 語り部列車では、震災当時の状況を語り部の方が車内で説明してくれました。ご自身も被災している中で、毎日つらい体験を話し続けるというのは、私ならとてもできない大変な仕事だと思いました。
今回の視察を通じて、大型旅館のように大きな固定資産を抱えるビジネスは、災害が起きると復旧までの長い期間がそのまま経営リスクになるという現実を改めて感じました。
一方で、語り部列車のように、つらい経験であっても、それを価値に変え、地域のためのビジネスとして成り立たせていく逞しさも強く感じました。
能登はまだ復旧途中ではありますが、現地の方々の前向きさによって、一歩ずつ進んでいることが伝わってきました。
皆さまも、機会があれば能登を訪れていただきたくさんお金を使って復興支援頂ければと思います。それでは、本日もどうぞよろしくお願いいたします。

山﨑 彰子

地区大会が11月8日、9日とあり無事に終了しました、参加頂いた会員の皆様ご苦労様でした。12月4日は年次総会、12月11日は外部卓話を予定しております。
クリスマス会は12月14日の日曜日となります、皆様の参加をお願い致します。

本日は外部卓話です。名古屋証券取引所より大澤誠さんにお越しいただきIPOの潮流についてお話頂きます。

（株）株）名古屋証券取引所　上場推進担当　チーフシニアマネージャー　大澤　誠様

IPOの潮流について、大変貴重なお話をしていただきました。